【第44回】年金保険、がん保険、医療保険の証券分析事例です。【東京都 自営業 30代前半 女性】 | 【公式】生命保険相談ホームページ

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こんにちは。河合です。

本日は保険証券分析の事例をご紹介します。
この方は最近日本生命が買収した「ほけんの窓口」に通って保険の相談をしていたそうですが、それでも納得がいかず弊社まで相談に来てくれました。
保険のキッカケは・・・

「病気・ガンになった時の保障」

でしたが、将来の年金準備などの保険もあったので、全部まとめて証券分析(証書を見せていただき、客観的にアドバイスすること)しました。

くどいようですが、ご本人からは了解をいただいて、本人と特定できないことを前提にご紹介させていただいています。

【東京都 自営業 30代前半 女性】

まずはこの方の特徴をまとめておきます。

夫:48歳
本人(妻):31歳

年収:500万円(夫)
預金:300万円

加入中の保険:
(夫)
1.日本生命「個人年金」
2.第一生命・定期特約終身保険「パスポート21」
3.あんしん生命・がん保険「がん診断R」

本人(妻)
4.メットライフ・医療保険「フレキシィ」
5.チューリッヒ生命・がん保険「終身ガン治療保険プレミアム」

現在加入中の保険のうち、ご主人の「第一生命の定期特約付終身保険 パスポート21」は、ご主人のお母様がかけられていたとのこと。
「ほけんの窓口」へ行っては違う保険を勧誘されてしまいますし、だからといって自分で本を読んで勉強してもなかなか難しいと思います。
全部理解してから始めていたら、おそらく永遠に始められないほど保険というのは難しいもの。

ということで全部弊社の保険アドバイザーにさらけ出してもらい、本当に最も良い物だけを客観的に選びました。
(ちょっと長いですが、それぞれ同じ様な保険を持っていた場合の参考にしてください。)
保険証券分析20160205

◯表全体の見方として
赤の数字は少しご説明のいる部分です。
下記で説明をしていますので参照下さい。

◯証券分析

【ご主人】
1.)日本生命・個人年金
予定利率3.75%の時代の個人年金保険です。現在は1〜1.5%程度しかありませんから、それに比べるとかなり利率の良い保険と言えます。具体的な数字で見てみましょう。
27歳で加入し、33年後の60歳の時に解約すると一括受取で10,327,100円の解約返戻金となり、これは利回りで計算すると約4%複利となります。
また、60歳から年金で受取ると120万円✕10年=1,200万円(総支払保険料に対し252.4%)となります。

2.)第一生命・定期特約終身保険「パスポート21」
保障図をご覧下さい。

終身保険500万の上に、特約で2,500万円の定期保険が付いています。
病気でお亡くなりになった時に「500+2,500=3,000万円」の保険金が支払われるものです。
この終身保険の「保険料A」と定期保険や医療保険などの「特約保険料B」が図の下の表です。

最初の20年間の月払保険料CはA+Bの合計13,343円ですが、2008年の更新時に17,593円に上がっています。
60歳までの支払総額は7,213,524円で、もし60歳の時に解約すると200万円くらいではないかと思います。
解約返戻金の記載のある設計書などがあればお知らせ下さい。

3.)あんしん生命・がん保険「がん診断R」
昨年の7月に発売が開始された新しいがん保険です。
〇〇さんが70歳の時に、給付金などで使わなかった分の保険料が、いったんすべて戻ってきます。
少し元本を割れているのは「先進医療特約」の毎月の保険料99円が掛捨てになっているためです。
70歳以降は、毎月6,124円の保険料を支払っていけば保障は継続されます。

【奥様】
4.)メットライフ・医療保険「フレキシィ」
入院日額5,000円で女性疾病で入院した場合は5,000円が上乗せされ支払われます。
保険料は60歳払で、5年毎に健康祝金5万円が支払われます。このタイプの保障は女性が好む傾向にあります。
放射線治療で10万円が支払われたり、骨髄ドナーでの給付金などもありますが、細かなところは割愛します。

5.)チューリッヒ生命・がん保険「終身ガン治療保険プレミアム」
放射線、抗がん剤、ホルモン剤の治療を受けている最中は、毎月10万円が何回でも受取ることができる保険です。
また、初回はがんと診断が確定した時、2回目以降は入院をした時に、2年に1回を上限に80万円が何度でも支払われます。
がん通院も10,000円付いていますね。

◯アドバイス

【ご主人】
1.)”お宝保険”といえる程の利回りではありませんが、これはそのままでも良いのではないかと思います。

2.)実はこの保険こそ、世の中で言われる”お宝保険”と呼ばれる時代の保険で、予定利率が5.5%になっています。
終身保険だけであればかなり貯蓄としても良い保険ですが、特約の掛捨て部分が乗っているため、貯蓄率を下げる結果となっています。
また、この定期保険の特約は60歳までで、60歳以降は500万円の終身保険のみとなります(医療保障は最大80歳まで延長できます)

〇〇さんが21歳の時に、もし万が一のことがあった場合に「誰が、金銭的にどれくらいリスクがあるか?」平たく言えば「〇〇さんが亡くなった場合に、金銭的に困る方がいらっしゃったかどうか?」です。恐らく不必要な保障ではなかったのではないでしょうか?
保険は「必要な時」に「必要な分」だけ加入するのがムダをなくす一番の方法です。

3.)他社にはない、あんしん生命の独特な商品で、合理的な良いがん保険だと思います。そのままでもよろしいかと思います。

【奥様】
4.)メットライフの医療保険の他社との大きなアドバンテージは

・「三大疾病払込免除」の基準が他社よりも緩やかであること
・「通院特約」を付けることができること(当時は)

ですが、この特約が付いていませんね。
そうなると、メットライフにする魅力はなく、ほぼ同条件では他社の方が保険料も安くなります。
「3大疾病支払無制限特約」や「7大疾病支払無制限(or延長)特約」などを付けられる保険会社で、「三大疾病払込免除特約」を付けて加入し直す方が良いと思います。まだ加入して間もないので、解約して加入し直しても、〇〇さんにとってのデメリットはありませんから、早めに解約して加入し直しすほうが良いですね。
ただし、加入後の早期解約は代理店にとっては大きなマイナスポイント(デメリット)になるので、それなりの抵抗が予想されます。

5.)前回もお伝えの通り、バランスの良いがん保険ですから続けられると良いと思います。
悪性新生物払込免除特約も付いていますし、終身払にされているも良いですね。

◯ご提案

【ご主人】
1.)継続

2.)特約部分解約→不足する死亡保障は割安な収入保障保険でカバー or 特約のみの解約ができなければ払済。

*保険の見直しはいろいろあります「解約」「減額」「払済」「延長定期」「コンバージョン」

収入保障保険は下記の保険会社で加入

◯加入案
保険期間・払込期間:60歳
年金月額:20万円(毎月20万円が支払われます)

◯保険会社
チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアム」(喫煙者):特約・保険料払込免
オリックス生命「Keep」(喫煙者):特約・保険料払込免除

◯月払保険料:約7,500円

医療保険は下記の保険会社で加入

◯加入案
保険期間・払込期間:終身
入院日額:5,000円

◯保険会社
オリックス生命「新CURE」:特約・三大疾病入院無制限・七大疾病入院無制限・先進医療・保険料払込免除
ひまわり生命「新・健康のお守り」:特約・三大疾病入院無制限・七大疾病入院延長・先進医療・保険料払込免除
あんしん生命「メディカルキットR」:還付金70歳

◯月払保険料:「新CURE」「新・健康のお守り」約3,500円・「メディカルキットR」約5,400円

3.)継続

【奥様】
4.)解約→下記の保険会社で加入
◯加入案
保険期間・払込期間:終身
入院日額:5,000円

◯保険会社
オリックス生命「新CURE」特約:三大疾病入院無制限・七大疾病入院無制限・先進医療・保険料払込免除
ひまわり生命「新・健康のお守り」:三大疾病入院無制限・七大疾病入院延長・先進医療・保険料払込免除特約
あんしん生命「メディカルキットR」:還付金60歳
メットライフ「リターンズ」:還付金65歳

◯月払保険料:「新CURE」「新・健康のお守り」約2,000円・「メディカルキットR」約3,000円・「リターンズ」約7,500円

オリックス生命(割安な保険料と保障バランスの良さ)
*10月2日リニューアル〜オリックス生命 医療保険「新CURE」

ひまわり生命(保障バランスも良く女性は特に割安感が大きいです)
*損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の終身医療保険「新・健康のお守り」〜30歳女性ランキング1位

あんしん生命(支払った保険料が払込終了時に一度戻ってきます)
*医療保険を「とりあえずタダ」にする?東京海上日動あんしん生命「メディカルキットR」

メットライフ(支払った保険料が戻ってきて更に一生涯の保障)
*医療保険を「タダ」にする!?メットライフ生命の「リターンズ」

5.)継続
結果、いったいどう改善したらいいかの「答え」を提示できていると思います。
勉強しても悩んでもしょうがありません。
プロに相談して、日本、海外すべての保険(+投資)商品から選んだものを信じて、あとはその通りにするだけです。

testさんも、もし現在保険に加入中であれば、こうした相談を弊社アドバイザーまでお気軽にしてください(無料)。
その際、何を答えればいいかわからないと思うので、ご希望であればまずはこちら保険ヒアリングシートに必要事項をご記入ください。

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