【第11回】【海外生命保険】30歳で1000万円の死亡保険金を準備するケースの国内外保険比較です。 | 【公式】生命保険相談ホームページ
こんにちは。河合です。
それでは本日から3回にわたり、死亡保障のための生命保険が最も必要になる3つのケースをご紹介していきます。
まず一つ目。
ご本人が30歳。
結婚して妻、子供一人がいます。
よく保険のセールスマンやFPが
「3000万円の死亡保障が必要ですよ。」
と勧誘してきますが、ここではこれは無視して、お子さんが大学を出るまでの本当に保障しておきたいお金だけ考えていきましょう。
私立、公立どのように?というケースが色々ありますが、ここでは
公立小学校、公立中学、私立高校、私立大学(文系)
という教育課程で、1036万円が平均です。
現在の女性は働いて当然というところもありますし、現在30代の男性がそこまで高い給料をもらえないということもあるので、お子さんの教育費以外は遺された方が稼いでいくという仮定での必要保障額となります。
さて約1036万円の死亡保障をつけるのに、保険をかけるとすると、
1)日本の定期保険(掛け捨て)
2)日本の終身保険(貯蓄性もある死亡保障)
3)海外の生命保険
という選択肢が出てきます。
比較していきましょう。
※すべて一番条件の良いものを弊社調査の上、比較対象としています。
1)日本の定期保険(掛け捨て)
日本の掛け捨てである定期保険は60歳まで安い保険料を掛け続け、途中解約をすれば、それまで掛けた保険料はほとんど戻ってきません。その代わり60歳までに死亡した場合は、死亡保険金(今回は1000万円)が出てくるというものです。
調べたところ、日本で最も良い条件でできるのは、私のようなタバコを吸わない健康体であれば『チューリッヒ生命 定期保険』。
これで・・・
保険料:1,830円/月
合計払込保険料:658,800円/60歳時
解約返戻金:なし
金額は少ないですが、生き続けられたとして、約66万円が無駄となります。
2)日本の終身保険(貯蓄性もある死亡保障)
次に終身保険ですが、これは生涯の死亡保障が付き、更に途中で解約した時にも、払ったお金がある程度戻ってくるというものです。なので、1)定期保険よりも保険料が高くなります。
私が調べた中で、同じように非喫煙の健康体という条件で最も良かったのが、『マニュライフ生命 こだわり終身』 。
これで・・・
保険料:52,750円/月×10年払い
合計払込保険料:6,330,000円/40歳時
解約返戻金:7,651,000円/60歳時(返戻率118.3%)
※中途解約の際は大きく損をします。
戻ってきたと言っても、60歳まで預けて約18%しか増えず、中途解約では必ず損をします。そして保険料も決して安くはないですね。
3)海外の生命保険
最後に海外の生命保険ですが、海外には日本のような1)定期保険、2)終身保険という枠がありません。契約期間は120歳(要は実質終身)。最後まで死亡保障があり、もし途中で解約したとしても解約返戻金もしっかり返ってきます。
海外で良かったのがこちらの保険(保険会社、保険名はここでは非公開)。
保険料:9,500円/月
合計払込保険料:1,149,425円/ 40歳時
解約返戻金:2,344,827円/60歳時
中途解約の際も払込保険料の大部分が返ってくるかむしろ増えていて、60歳の時に解約をしたとすると、払込保険料の倍になっています。
もちろん、解約しなければ1000万円の死亡保障が一生(120歳まで)続きます。
理由は既に本メルマガでお話しましたよね(笑)。
だから海外には1)定期保険だとか2)終身保険なんてくくりはないんです。
だって一つの保険で死んでも保障されてるし、定年後にもちゃんと増えて受け取れるんですから。。
ということで私なら海外の生命保険だけをします。
さて、明日は50歳のケースをご紹介します。
関連記事
-
【第41回】FP(ファイナンシャルプランナー)から加入した保険(4種類)の証券分析の結果です。【兵庫県 会社員 40代後半 男性】
こんにちは。河合です。 本日は保険証券分析の事例をご紹介します。 この方は全部で4つの保険に加入 記事を読む
-
【第10回】【海外生命保険】『生命保険ヒアリングシート』で現状を把握しましょう。
こんにちは。河合です。 さて、 ・海外生命保険のメリット ・海外生命保険を加入する手順 を知って 記事を読む
-
【第64回】スイス在住フランス人(奥様日本人)の海外積立年金事例です。【スイス 会社員 30代後半 男性】
こんにちは。河合です。 本日は海外居住者の海外積立年金事例です。 申込はフランス人である 記事を読む
-
【第7回】【海外積立年金】140%(元本+40%運用益)が保障される学資保険です。
こんにちは。河合です。 それでは本日は海外積立年金の最終章、海外の学資保険の話です。 日本の学資 記事を読む
-
【第58回】社員の福利厚生で海外積立年金を社員全員分始められた事例です。【宮城県 開業医 60代後半 男性】
こんにちは。河合です。 本日は社員の福利厚生で海外積立年金を始められた事例をご紹介します。 記事を読む
-
【第9回】【海外生命保険】海外生命保険に入る手順です。
こんにちは。河合です。 本日は海外生命保険に入る際の手順です。 一番条件の良い米国の生命保険を例 記事を読む
-
【第35回】弊社セミナー参加後、海外積立年金を始められた事例です。【東京都 会社員 30代後半 男性】
こんにちは。河合です。 先月(2015.10)の弊社セミナーに参加し、海外積立年金を始められた方 記事を読む
-
【第65回】退職金1000万円で変額年金プランと140%元本確保型年金プラン(海外積立年金)を始められた方の事例です。【埼玉県 会社員 50代前半 男性】
こんにちは。河合です。 本日は海外積立年金の事例です。 54歳で一度定年退職をされて、その退 記事を読む
-
【第23回】「変額年金プラン」と「140%元本確保型年金プラン」を比較して最終的に始めたのは・・・【茨城県 会社員 40代後半 男性】
こんにちは。河合です。 本日は将来の年金をためるための2つのツール ・変額年金プラン 記事を読む
-
【第18回】70代で米ドル建ての固定金利3.25%を1200万円された事例です。【東京都 年金受給者 70代前半 女性】
こんにちは。河合です。 本日は先日事例でご紹介した長野県開業医の方の叔母様が10万ドル(約120 記事を読む